『レ・ミゼラブル』

2013年01月29日






朝、本宮山に登ったその夜に、

観てきました。




 『レ・ミゼラブル』





ヴィクトル・ユゴーの小説を原作とした、ミュージカルの映画化。


妹の子のために1本のパンを盗み、

19年間もの監獄生活を送ることになったジャン・バルジャンの、

その後の生涯を描く。





 







映像も、そして何より音楽も、

美しい映画だった。


3時間近くが流れるように過ぎていった。





いろいろなものが、絡み合っていることを感じた。



徒刑囚と警察官。



労働者と資本家。


貧者と富者。

盗む者と盗まれる者。




愛した者と愛された者。


若者と歳を重ねた者。


立ち上がった者と傍観者。

体制側と反体制側。



死んだ者と生き残った者。







それは、

どちらが正しいとか、正しくないとかではなく、


それぞれに正義があり、

立場は時に移り変わり、



その様は、とても悲しく、

とても儚い。






それであっても、

だからこそ、この世は美しいのだと、


私は思った。






そんな人の世に対して、

絶対的なものが、

おそらく西洋の「神」の存在だ。




だから本当のところでは、

私はこの映画が、理解できていないのだと思う。









ちなみに、

「レ・ミゼラブル」とは「悲惨な人々」という意味であり

小説『レ・ミゼラブル』の邦題は、黒岩涙香による『噫無情(あゝ無情)』である。




見事な訳である。












【タイガージャッジ】

★★★★★(5点満点中、満点!!)

※あくまでも私の評価です。


Les Misérables (Highlights From the Motion Picture Soundtrack) - Various Artists



  
  


タグ :映画

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Posted by タイガーあきよし at 22:03 │ひとりごと