【あの時】トーキョーウォーク
2009年11月19日
旅する拙者の姿を見て、以前に私も同じようなことをしたのを思い出した。
だがそれに関しては、写真もなければ、今まで何かに書いたこともない。
今や完全に、私の記憶の中にあるのみである。
ふと「何かに残しておきたい」と、そんな気にかられた。
そこで今回、
その時のことを少しずつ思い出して、ブログに書いていきたいと思う。
相当「マニア」な内容であるが…、それこそこのブログの本義である。
ご容赦いただきたい(笑)
◆ ◇
『一本の電話』
思えば、あの電話が全ての始まりだった。
1992(平成4)年、大学2年の夏。
東京の大学に進学していたしみはんから、家に電話があった。
まだケータイが普及してない頃である。
いついつに豊川に帰省するよ、なんて話をした後で、
多分、私が聞いたのだと思う。
「で、どうやって帰ってくる?」
勿論、その質問に対する答えは限られてくる。
新幹線か、東海道線か、夜行バスか。
しみはんの答えは意外なものだった。
「歩いて帰るで」
びっくりした!!!
でもそれが、しみはんのギャグである。
高校時代、しみはんと同じく、
国府高校というほぼ国道1号線沿いの学校に通っていた私は、
校舎の窓から、よく1号線を眺めていた。
この1号線が東京を起点としているということは、もちろん知識として知っていた。
でも、本当に1号線は東京とつながっているのだろうか??
ということは、1号線をずーっと行けば、東京に行けるのだろうか???
そんなオボロゲな疑問も合わせて持っていた。
それから20分後。
ギャグは、遂にギャグではなくなった。
「ねぇ、本当に1号線を歩いてくれば、豊川に帰ってこれるかやぁ???」
決まった瞬間は、内心かなり興奮していたと思う。
そして私は、電車で東京へ行き、
8月6日、朝8時15分、
しみはんと一緒に、しみはんの住んでいた東京都板橋区を出発した。
Posted by タイガーあきよし at 16:03
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