桑田vsイチロー
2007年06月28日
桑田が巨人を退団し、メジャーへの挑戦を口にしたとき、
私は「まぁ、無理だろうな」と思っていた。
さらに桑田が開幕前に審判とぶつかって右足首の靭帯を切断したとき、
選手生命も終わったのではないかと思っていた。
桑田は、終わってはいなかった。
「もちろん打つ気満々でいきましたよ。あそこで打ち取っていただきたいなんて全く思ってない。
でも…、参りました。」
「(桑田さんは)昔の自分でないことを受け入れている感じがする。それはなかなかできるものではない。ボール球で勝負することを受け入れている。」
イチローのコメントが、心地よい。
勿論、たったの1打席に過ぎない。
しかし桑田にとっては、この1打席を経験することが出来るのと出来ないのでは、
野球人生において全く違ったのではないか。
これだけでもメジャーに挑戦した価値があったのではないか。
挑戦した者だけが、得られるものがあるのだと思う。
桑田の背景を知ることが出来ると、さらにこの対戦が違って見える。
我々の世代の、憧れの存在だった桑田。
これからも桑田らしく頑張ってほしい。
→ http://jp.youtube.com/watch?v=GVgX_Dd9jBk
→ http://jp.youtube.com/watch?v=fPH7BdPZNok