私が変わった瞬間
2011年09月29日
おっさん3人で飲みながら、話の流れで、
「自分が変わった瞬間」について、考える機会があった。
タイガーマニアな皆さんなら、
このお題について、どんなことを思い浮かべるのだろう?
「変わった瞬間」というのは、なかなかに難しい。
一時変わっても、長いスパンで考えると、戻ってしまうこともある。
一気に大きく変わるのではなく、
良くも悪くも結果が出て、自信を得たり、はたまた悔しさの中から頑張れたり、
そういういくつもの小さな変化の瞬間の、積み重ねなのだとも思う。
そう前置きをしたうえで、
私のことをひとつだけ、最もインパクトに残っているものを挙げるなら、
私はやはり、高校2年生の時の剣道部においてだったと思う。
歳相応に恋をし、
「カッコ悪イトコロヲ見セタクナイ」と思い、
自ら考えて剣道の練習に取りくんだ。
一緒に練習をしてくれた友人がいた。
そして、(少し)強くなれた。
自分で書きながら、
あぁ文章にすると、これだけのことだったのね、とも思ったが。。
とても大きかったのだ。私にとっては。
ずっと、先生や先輩に、やらされていた稽古。
それを、初めて自ら主体的に「やろう」と決め、行動をした瞬間だった。
その主体的にということは、今でも続いている。
私は、私がやりたいことをやり続けている。
望む結果を得るために、自ら考え、行動していくことは、
当時剣道に対して行っていたことと、全く同じだ。
私が今でも剣道に、そして母校である高校に、
愛着が深いのは、
そこが私を変えてくれた場であり、
それを大切にしたいという想いが、きっと強いからだ。

そういえば、あれは、ちょうどこのくらいの季節だったなぁと、
駅からの夜道を歩きながら、気がついた。