「うんこ」と「おなら」を比較する〔晃詳〕
2017年10月16日
先月のことですが、
書店にて、このような形で平積みされているのを見つけたとき、
少しばかり衝撃がありました。

~おなら~
「うんこ漢字ドリル」(以下「うんこ」)というのがあって、
その話題性からも売れているというのは、どこかで聞いたことがありました。
そこへもってきて、
「まいにちおならで漢字ドリル」(以下「おなら」)とは。。。
まさに二番煎じじゃん!!!!!(驚)
多くの方が同じように感じられているのは、
Amazonのレビューを見ても、分かりました。

でも、おそらく出版社にしてみたら、
そのような意見が出るのって、織り込み済みだったと思うんです。
にも関わらず、世に送り出した。
そこに私は、ある種の潔さみたいなものを感じて(笑)
いろいろ言われているけれど、
肝心のドリルとして、その品質はどうなのか、
ちょっと興味が湧いて、
とりあえずそれぞれの小学1年生向けものを入手し、
私の視点で比較してみました。
(決してヒマな人ではありません。笑)
◆「うんこ」の特徴
・(「うんこ先生」というキャラクターやページ構成などなど)とにかくデザインが良い。
・紙の質も良い気がする。
・1枚ずつはがして勉強することもできる。
・巻末で小学一年生の全ての漢字を練習していけれる。
・ホームページも充実している。
※参考
ひとつの漢字につき、漢字の練習:6回、「うんこ」の例文:3文
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◆「おなら」の特徴
・漢字の持つ意味で、グループ分けがされている。
・巻末に確認テストが付いている(計80問)
※参考
ひとつの漢字につき、漢字の練習:8回、「おなら」の例文:2文
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◆◆私の結論
この二択ならお好みで、どちらでもいいんじゃないかな??(笑)
でも、ドリルとしては「おなら」の方が、少し優れている気がします。
◆◆◆その理由
漢字のドリルの目的が、
①漢字を覚えて、②それを使っていけるようにすること、
と考えると、
両方のドリルとも、その目的を達成できるようになっていると思います。
その中で、
どちらがより達成しやすいかという点で考えると、
それは、
例えば「色を表す漢字(赤白青)」とか、「向きを表す漢字(上下左右)」というように、
漢字の持つ意味でグループ分けがされていて、
それをきちんと意識させたうえで、漢字を覚えていった方が、
ただ羅列されているよりも、覚えていきやすいし、
また使いやすくなると思うんです。
巻末に確認テストが付いているので、
実際に漢字を使っていけるのかどうか、力試しもできますね。
本当のことをいえば、
例文が多彩に富み、そこでより多くの言葉に触れることが出来ると、
素敵だと思うんです。
例文って大事です。
でも今回は、ふたつとも、
「うんこ」と「おなら」がテーマで、
それがウリな訳ですもんね。。
だからその部分は、言いっこなしということで(笑)
とはいっても、最終的には(最初的には?)、
まずはドリルを手にしてやるということが、最も重要ですから、
気に入った方を手にすれば、それが一番良いのだと思います。
長くなりました。
おしまい。
【おまけ】
ちなみに、
「おなら」をだしている出版社は、水王舎といいます。
きっとピン!ときた方もいますね。
そうです、
あの「論理エンジン」の、出口汪先生の出版社です。
(私自身がその考え方に大変共感している先生です)
そういう意味で、
「おなら」の最後に付いていた広告の、こちらの教材の方が、
実は私は気になってます(笑)
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