人は立場でモノを言う
2011年12月05日
映画『チャイナ・シンドローム』を、Youtubeで観た。

「チャイナ・シンドローム」という言葉自体は、
今回の震災において、
原発に関する絡みでよく耳にした。
その言葉は、この映画がベースとなっていること、
そして「アメリカの原発がメルトダウンを起こしたら、地球を突き抜けて中国まで熔けていってしまうのではないかという危険性」から来ていることは知っていても、
実際の映画を観てる人は、意外と少ないのかもしれない。
取り扱っている題材のことはさておき、
率直に、作品としての映画はおもしろかった。
そして、考えさせられた。
いろいろな立場の人が、登場する。
原発の管理者。
女性リポーターとフリーのカメラマン。
経営者。
原発の建設者。
管理者の下で仕事をする技師。
それぞれが、
自分の立場で、自分に都合の良いことを言うのだ。
結局は、力がある者の考えが通る。
それに反する行動は、報道すらされない。
人の世というのは、結局は、そういうものなのだろうと思う。
真実は「藪の中」なのである。
その中で、ゴデルという原発の管理者の行動が興味深い。
ある前提が崩れたとき、
彼は一転、原発を止めようとする。
でもそれもまた、
彼が「管理者」という立場の人間であったということなのだろうか。。

~クリック!~
Posted by タイガーあきよし at 18:03
│ひとりごと
この記事へのコメント
『チャイナ・シンドローム』という映画、私は見ていませんが、今回のタイトルの『人は立場でモノを言う』ということから筆をとりました。
このところ「次期大阪市長」の橋下徹が、「ヒヤリング」と称して、大阪市職員から聞き取りを行っていることがテレビの報道番組などで採り上げられています。
どの番組も肯定的に捉えていますが、この人の現在の立場。大阪府知事を辞して市長選に立候補したわけですから、既に府知事の立場は失っています。
そしていろいろな番組などで紹介されているように「次期市長」、まだ市長には就任していません。
つまりこの人、私たちと同じ、「ただの人」。
その「ただの人」が、市庁舎内の会議室を使い、市の幹部を呼び出し、「指示」を出しているという。
現時点では府知事でも市長でもない立場で、市庁舎内の会議室を使い、市の幹部を呼び出して指示を出しているのである。
この人の現時点での立場を考えれば、誠におかしなモノ言いであり、非常識な行動と思えるのだが、テレビ報道などでは、そうした指摘はない。
『人は立場でモノを言う』とのタイトルから以上のようなことを考えました。
このところ「次期大阪市長」の橋下徹が、「ヒヤリング」と称して、大阪市職員から聞き取りを行っていることがテレビの報道番組などで採り上げられています。
どの番組も肯定的に捉えていますが、この人の現在の立場。大阪府知事を辞して市長選に立候補したわけですから、既に府知事の立場は失っています。
そしていろいろな番組などで紹介されているように「次期市長」、まだ市長には就任していません。
つまりこの人、私たちと同じ、「ただの人」。
その「ただの人」が、市庁舎内の会議室を使い、市の幹部を呼び出し、「指示」を出しているという。
現時点では府知事でも市長でもない立場で、市庁舎内の会議室を使い、市の幹部を呼び出して指示を出しているのである。
この人の現時点での立場を考えれば、誠におかしなモノ言いであり、非常識な行動と思えるのだが、テレビ報道などでは、そうした指摘はない。
『人は立場でモノを言う』とのタイトルから以上のようなことを考えました。
Posted by 上おおやま師匠OB at 2011年12月07日 08:01
次期市長が決まっている立場という視点で考えれば早く動くことは問題ないのでは?選挙中はさすがにまずいですが…
Posted by ほい at 2011年12月07日 15:21
月曜の夜中にBSシネマでやってたよ(^^ゞ
始めの所だけ観てた・・・
遅いから寝ちゃったけど(汗)
始めの所だけ観てた・・・
遅いから寝ちゃったけど(汗)
Posted by まあとる
at 2011年12月07日 17:46

ほいさん
早く動くことは問題ないと思いますよ。
私が言っているのは、市役所の職員を勤務中に呼びつけ、指示をする権限は、現時点では橋下徹にはないはずということ、さらに現時点では「ただの人」である橋下徹が、市役所の会議室を「私用」で使うのは、まずいのではないかということです。
そして加えておけば、そうした「権限」の有無ということに気が付かないほいさんのような人がおそらく大多数であること、これはほいさんのように気が付かない大多数の人のせいではなく、マスコミが現時点で権限のない者が、市役所の会議室という公共機関を使い、勤務中の職員を呼びつけることはおかしいのではないかと報道しないこと、私が問題提起したのは、こういったことです。
早く動くことは問題ないと思いますよ。
私が言っているのは、市役所の職員を勤務中に呼びつけ、指示をする権限は、現時点では橋下徹にはないはずということ、さらに現時点では「ただの人」である橋下徹が、市役所の会議室を「私用」で使うのは、まずいのではないかということです。
そして加えておけば、そうした「権限」の有無ということに気が付かないほいさんのような人がおそらく大多数であること、これはほいさんのように気が付かない大多数の人のせいではなく、マスコミが現時点で権限のない者が、市役所の会議室という公共機関を使い、勤務中の職員を呼びつけることはおかしいのではないかと報道しないこと、私が問題提起したのは、こういったことです。
Posted by 上おおやま師匠OB at 2011年12月07日 19:39
会議室という公共機関?まぁおかたいこといいなさんな。まさかガストで話すわけにはいかんやろ。議員の方も遅かれ早かれ話をする方になるわけですからね…
Posted by ほいほい at 2011年12月08日 08:44
オレはこのDVDを以前から持っている。
だから映画もだいぶ前に観たよ。
だから映画もだいぶ前に観たよ。
Posted by jack at 2011年12月09日 00:32
>上おおやま師匠さん
>ほい(ほい)さん
なるほど。
やりとりを見ててふと思いましたが、
「立場」がなくても、モノを言う方っていますね。
むしろその方のほうが、権力をもっていたりします(笑)
内容については、
間違いなく次期市長なので、市の方も融通をきかせているのだと思いますが、
その「度合い」といったものが考慮されるべきだと思います。
それにしても、師匠はよく気づきますね。。
いろいろなものを、ついつい流してしまいがちですが、
そこを指摘できる存在は、とても魅力です。
>ほい(ほい)さん
なるほど。
やりとりを見ててふと思いましたが、
「立場」がなくても、モノを言う方っていますね。
むしろその方のほうが、権力をもっていたりします(笑)
内容については、
間違いなく次期市長なので、市の方も融通をきかせているのだと思いますが、
その「度合い」といったものが考慮されるべきだと思います。
それにしても、師匠はよく気づきますね。。
いろいろなものを、ついつい流してしまいがちですが、
そこを指摘できる存在は、とても魅力です。
Posted by タイガーあきよし
at 2011年12月12日 13:50

>まあとるさん
>月曜の夜中にBSシネマでやってたよ(^^ゞ
返信が遅くなりました。すみません。
現状と重なる内容だからということも、ありそうですね。
それであっても、そうでなくても、
映画として、良く出来ていると思いました。
続きはぜひ、「You Tube」で(笑)
>月曜の夜中にBSシネマでやってたよ(^^ゞ
返信が遅くなりました。すみません。
現状と重なる内容だからということも、ありそうですね。
それであっても、そうでなくても、
映画として、良く出来ていると思いました。
続きはぜひ、「You Tube」で(笑)
Posted by タイガーあきよし
at 2011年12月18日 16:01

>jackさん
さすが、マニア(笑)
私の周りで、「Xperia Play」を持っているのは、
未だjackさんしかいません!!!
それはともかく、身体には気をつけて。
さすが、マニア(笑)
私の周りで、「Xperia Play」を持っているのは、
未だjackさんしかいません!!!
それはともかく、身体には気をつけて。
Posted by タイガーあきよし
at 2011年12月18日 16:03

市長に就任した橋下徹、永田町行脚とのニュースを放送していました。
ほんとうは、この永田町行脚を市長就任前にやるべきだったと私は思います。
なぜ市長就任後に永田町か?
市長に就任すれば、当然東京までの旅費や東京での宿泊費は大阪市民の税金から賄われているはず。
そう考えると、この御仁、かなりセコイ金銭感覚の持ち主のように思います。
もっとも現在政治家気質は自分の身銭を切らないのが第一なのかも知れませんが
このような現在一般の政治家気質と異なることがない御仁が改革ってできるんですかね?
ほんとうは、この永田町行脚を市長就任前にやるべきだったと私は思います。
なぜ市長就任後に永田町か?
市長に就任すれば、当然東京までの旅費や東京での宿泊費は大阪市民の税金から賄われているはず。
そう考えると、この御仁、かなりセコイ金銭感覚の持ち主のように思います。
もっとも現在政治家気質は自分の身銭を切らないのが第一なのかも知れませんが
このような現在一般の政治家気質と異なることがない御仁が改革ってできるんですかね?
Posted by 柴田晴廣 at 2011年12月20日 17:30