『聯合艦隊司令長官 山本五十六』

2011年12月25日





その後、見にいった映画は、



聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』だった。

















『聯合艦隊司令長官 山本五十六』




良質の作品だと思った。

今までに私が見た戦争映画の中でも、最もと言ってよい程である。



でも、実際にご覧になられた方は、意外に思われるかもしれない。







私は、戦争映画の質として、「リアリティ」を最も重視する。



事象を、肯定的に捉えるか、否定的に捉えるか、

それは原作者や脚本家、監督の考え方による。




私は、彼らの思想や考え方により、

史実を捻じ曲げたり、大げさに事象を描き過ぎることを良しとしない。




事実とされていることに対して、淡々とより丁寧に描くのが、

良質であると思う。






そういう点で、この映画は、

山本五十六氏の生涯と、

周りの人たちや情勢、空気までも、

他の映画作品と比べ、そのように捉えることが出来ていた様に感じた。





真珠湾攻撃後の歓喜、ミッドウェー海戦後の失望落胆、


そして、

開戦前、開戦後、そして終戦後のマスコミ(新聞社)と市民の描き方は、

見事だ。







もう一度、ゆっくりと見て、

当時から現在までの日本のことを考えてみたくなる、


その様な映画である。






【タイガージャッジ】

★★★★★(5点満点中、満点!)

※あくまでも私の評価です。











それにしても、

出てくる「常在戦場」「長岡」「米百俵の精神」「河井継之助」という言葉には、

胸が躍りました。

長岡の方々にとって、牛久保は母なる地なのだと聞いたことがあります
  
  



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Posted by タイガーあきよし at 23:12 │ひとりごと
この記事へのコメント
うわっ!
先を越されたか。笑
僕も注目してますよ。この映画。
早く観たいなぁ。
Posted by 「凛匠紀」編者 at 2011年12月26日 02:44
とても心躍るレビューでした。
映画館で見ようか見まいか考えていましたが、これは確実に映画館で見たほうがよさそうですね
Posted by わんポイント@はやしわんポイント@はやし at 2011年12月26日 12:03
そうそう山本五十六は、長岡の出身なんだよね。
それと、私の夫の祖父が長岡中学ー海軍兵学校ー太平洋で戦死という
運命をたどっていて、今私達も新潟に住んでいることもあって
微妙になにか繋がってる気がするので、この映画は見に行きたいと
思ってます。

夫の祖父も、学校を卒業してすぐに真珠湾攻撃に行き
昭和19年の2月には戦死。私の祖父の兄弟も、今の私たちより
ずっと若くして亡くなってる。もっとやりたい事や見たい未来が
あったと思う。戦争は本当に悲しいね。
Posted by 環 at 2011年12月26日 12:12
この映画、お目当ての俳優さんがでているのでかなり前からcheckを入れてました。
その俳優とは…玉木宏(笑)

実は、私の初映画は…二百三高地。無くなった祖父に連れられまだ幼き時に行ったのですが、幼いなりにも戦争の悲惨さを感じとった思い出があります。

戦争を知らない若い世代にとって、たとえとっかかりが玉木宏であっても、
現実にあった戦争を知ることはとてもいいことだと思います。

私も劇場へ見に行く予定です。
Posted by fumi at 2011年12月26日 18:02