西郷の顔
2012年07月01日
先日の仕事帰りのこと。
本屋さんに立ち寄って、その本を手に取ったときに、
あとに私の取る行動は、自分でも薄々予想できた。
予想通り。
そのまま立ったままで、約2時間。
全てを読み切ったうえで、
しかも、お買い上げ(笑)
著者・加治将一さんの本に、私はいつもハマる。
以前も、そうだった。
今回私が手にした、その本の名は、
『西郷の貌』 という。

~クリック~
タイトルのとおり、
幕末の志士であり、明治維新の最大の立役者のひとりと言える西郷隆盛の顔が、
実はよく分かっていないということは、
知られるところである。
あの上野公園の西郷像の除幕式においても、かつての夫人が、
「うちの主人はこんなお人じゃなかった!」
と言ったとか言わなかったとか。
本書では、
西郷の本当の姿と推測される、
写真を載せている。
確かに、その顔は、
私たちがイメージとして持っている西郷さんとは、違う。
しかし、顔といい、風格といい、
リアルに圧倒的な存在感を、覚えずにはいられない。
この人に何かを言われたら、
その通りにするしか無いような気もする。。
そして、なぜ本当の西郷の顔が伝わらなかったのか、
さらにはその背景にあるものを、
登場人物である歴史作家が(笑)、考察を推し進めていく。
ね、歴史に興味があれば、ハマる訳が分かるでしょ(笑)
それにしても、
歴史において「真実は藪の中」であり、
そして、その状況における、
歴史教育の影響のはかり切れない大きさと、
なぜそれを教えるのか、背後にあるその意図や立場、考え方というものについても、
思わざるを得ませんでした。
ということで、
機会があれば、是非どうぞ。
【おまけ】
その後、
伊藤博文を暗殺した安重根の、「15の理由」を検索。
そのうちの一つに、ゾッとしました。
Posted by タイガーあきよし at 22:03
│ひとりごと