歴史を直視する
2013年03月17日
新聞やテレビでは耳に入ってこないが、
先日8日の衆議院予算委員会における、
中山成彬議員の質疑が、
話題だ。
いわゆる「従軍慰安婦問題」に関することである。
~37分頃からが、その内容です~
ものすごく簡単に、この問題における私のいまの理解を述べるならば、
「慰安婦」はいた。
しかし、「当時の日本軍が慰安婦を強制連行した(=従軍慰安婦の)事実はない」。
にも関わらず、朝日新聞の1992年1月11日の誤認記事をきっかけに、

当時の宮沢喜一首相は周辺国との関係悪化をおそれ謝罪、
のち河野洋平官房長官がそれを認め(「河野談話」)、
例えば韓国などは「日本軍が韓国人の女性約20万人を従軍慰安婦として殺した」と世界でアピールしている。
というものである。
以前から言われていたことではあるのだが、
このような形で、今までに国会で話が挙がったことを、
私は知らない。
そういう意味で、非常に価値ある質疑だったと思う。
先の大戦が、正しかったとか正しくなかったとか、
そういう評価をここで言うつもりはない。
「当時の日本軍が慰安婦を強制連行した事実はない」
ここが問題で、
それをきちんと主張していかなければいけないということだ。
周辺国への配慮は、あくまでも配慮として、
自国の歴史は自国で守っていくべきである。
私たちは、ついつい、
困難な問題を先送りにしがちだ。
しかしその先送りは、
問題をより大きくしてしまう可能性が高い。
直視をしていかなくては。
そして、NHKは、
このYouTubeに上がった動画を、削除要請したと聞く。
国会中継を、である。
新聞やテレビは、これを報じない。
こういうところが、わが国の問題なのだと思う。
【おまけ】
・この時の質疑で使われた資料等は、こちら。
Posted by タイガーあきよし at 22:03
│ひとりごと