『THIS IS IT』
2009年11月28日

映画『THIS IS IT』のことを熱く語っていた。
人が良いというものは、可能であればいちど飛びついてみるべきだと思ってる。
なかなか都合がつかなくて、公開最終日の最後の上映時間になってしまったが、
見てきました。
この時間の上映で満席になるのを見たのは、初めてでした。
だから彼がどのような人なのか、
とりわけ音楽の部分に関しては、この映画で初めて知った部分が多かった。
それにしても、彼の動きを見る限り、
彼は自分が死ぬことなんて、全く考えていなかったんだろうなぁと思った。
最もインパクトに残ったのは、彼の追求し続ける姿勢である。
自分自身の音楽やダンスに対して。
年齢のことを考えても、すごい身体の動きである。
そして観客を魅了するステージに対して。
それが、彼をとりまくミュージシャン・ダンサー・照明・舞台装置・映像等全ての周りのスタッフに影響を与え、
ものすごいものになる。
ただでさえ一流の才能を持った皆が、渾身の力で行っているのだ。
それがマイケルによって、さらに良いものになっていくのだ。
その時の皆の表情や、彼を語る言葉は印象深い。
まさに「相乗効果」が生まれた状態であり、個々の「限界突破」が起こった状態であるというべきだろう。
彼が「King」である理由は、その姿勢にあるのではないかと考えた。
(それにしても、マイケルが圧倒的過ぎて、今日は言葉の方が浅はかに感じる)
私でもこんな風に考えるのであるから、
マイケル好きにはたまらない映画だったと思う。
エンドロールが流れ終わった後には、拍手が起きた。
珍しい光景、
しかし間違いなくそれに値する映画だったということである。