道
2009年12月09日
剣道人としては、恥ずかしいことなのであるが…
稽古の後の袴や防具の管理が、手間に感じることがある。
特に袴に関して、私は綿袴を使っているので、
稽古が終わったあとには、時間をかけて丁寧にひだを活かして、
たたんでいかねばならない。
そうしないと、しわが生じだらだらになってしまうからである。
袴のひもも、一本ずつきちんと伸ばして、たたんでいく。
家に帰ってからは、防具袋から取り出して、
たたみなおしたり、もう一度ひもをほどいてハンガーにかけていく。
先日思わず、妻に言ってしまった。
「前から思ってたけどさぁ、これって手間だよね~」
妻が言った。
「でも、それが『道』だよ。修行だよ」
なるほどなぁと、確かに思った。
それ以来、
あぁこれが剣の「道」なのだと、これも修行なのだと思いながら、
袴をたたんだり、防具や竹刀を手入れしたりしている。
そうして何とかきちんとやり続けている。

とはいえ袴に限らず、
きっと生きていくこと全てが、「道」であり修行である。
【今日のマジックナンバー】
818