初ぶらり奈良
2010年01月03日
ここ2年は仕事であったが、
本当は行きたいところがあったのだが、
道路状況があまりにも悪かったので、
前日の夜遅くに急遽変更をし、早朝から向かい始めた。
遷都1300年を迎えた、奈良へー。

~せんとくんが迎えてくれました~
「新春スペシャルクイズ☆」を発信しながら、15時頃に着き、
そのまま初日は、東大寺へ。

改めて、鎌倉時代に重源によって再建された、南大門の大きさに驚き、

源平の騒乱期・戦国期の焼失を経て、江戸時代中期に創建当時より縮小して再建され、
それでも今なお世界最大級の木造建築といえる大仏殿に圧倒され、
大仏さまに。

大仏さまも、大仏殿同様の焼失により、
現存のほとんどは江戸時代のものだといえるが、
大仏造立時の奈良時代の聖武天皇の想いや、
再建された方々の尽力、
そして大仏さまの姿を見てきたそれぞれ時代の人たちのことを想像すると、
その姿は、やはり大きかった。
三月堂(法華堂)・二月堂・正倉院まで回ったが、時間無く中に入ることが出来ず、残念…。
翌日は、まずは藤原氏の氏寺である興福寺へ。
国宝館で、旧山田寺仏頭に。

そしてあの有名な八部衆像の一つ、阿修羅像と出会う。

美しい。
見ることが出来て良かったと、素直にそう思った。
個人的には、迦楼羅(かるら)像も好きなのだが(笑)
その後、復元された朱雀門から平城宮を臨み、

最後に薬師寺へ。

明治時代にフェノロサがこの塔の美しさを「凍れる音楽」と表現したと言われる、
薬師寺東塔を見るために。
ところが…

ここで、愛知へ帰る時間となりました(苦笑)
6年ぶりの、たった2日間の奈良でしたが、
奈良もまた雰囲気のある素敵な街で、私はとても好きです。
後に京都に都が遷った後も、「南都」としてプライドを保ち、
しかし京都ほどの華やかさはなく、寂れてしまった時期もあり…。
でも何か素朴な力強さを感じるんですよね。
その雰囲気のベースになっているものは、やはり歴史なのだと考えています。
街を歩いていると、この時代に生きた人たちの想いや、息づかいのようなものが、
聞こえてくるのです。
そしてそれを守るために、建物等の景観にも配慮しているのでしょう。
「歴史を学ぶ」大切さの、一つの側面だと思います。

「南都(710年) きれいな 平城京」
良く考えると、奥の深い語呂合わせですね。
今年中に、また奈良に行きたいなぁと考えています。
【おまけ】
ぶらり広がる