ぶらり鎌倉
2005年11月29日
ふと思い立って、10年ぶりの鎌倉へ。
「1192(いい国)つくろう、鎌倉幕府」
源頼朝による武家政権発祥の地は、今もその雰囲気をとどめている。


【若宮大路より鶴岡八幡宮を臨む】
1180(治承4)年、平氏に対し兵を挙げ鎌倉入りした源頼朝は、
元々は鶴岡の砂丘にあった源氏の氏神を祭るこの八幡宮を現在の境内に移し、
後にはこの鶴岡八幡宮を京の内裏に、同じく若宮大路を朱雀大路に見立て、都市計画を推進していった。

【段葛(だんかずら)を歩く】
若宮大路上にある二ノ鳥居から三ノ鳥居までは、中央にさらに一段高い参道があり、これを段葛と呼ぶ。
頼朝が妻・北条政子の安産を祈願して築いたものとされる。美しい。

【大銀杏(おおいちょう)】
1219(承久元)年、鎌倉幕府3代将軍・源実朝は、八幡宮本宮で右大臣の拝命を受け石段を下りる際に、
この大銀杏の陰にかくれたおいの公暁に切りつけられ、樹の基で命を絶ったといわれる。
源氏の直系は、ここに途絶えた。
この大銀杏が見たかった!!
歴史を知らない者はただ銀杏を見、歴史を知る者はここに公暁と実朝の姿を見る。
無知は罪悪である(→自戒)

【相模湾】
若宮大路を下ると「三方は山・一方は海」に囲まれた鎌倉の海・相模湾を見ることが出来る。
右手が稲村ヶ崎。1333(元弘3)年新田義貞は、ここから鎌倉に攻め込んだ。サザンの歌にもあるよね。

【鎌倉小仏?】
今回は見られなかった鎌倉大仏。次にとっておく。
Posted by タイガーあきよし at 23:58
│日記