【ｔｉｇｅｒｍａｎｉａ】

集まれる人だけでいいから、高校の「３の３のクラス会」を。




そんな話になった時に、

意外なほどあっさりと幹事のひとりを引き受けたのは、



あの時の同窓会が、とても楽しかったからだろう。








私自身は、クラスでも決して目立つ方ではなかったし、


高校の時の同窓会というと、こんな思いもしているのだが、



「それでもいいや」と思った。





誰かがやらないと、そういう機会は暫くずっとないだろうし、

それより何より、きっと楽しくなるような、


そんな気がしたからだ。











途中で帰らなければいけない人もいるからと、

豊川駅前の「まるこ」にて、

まだ明るい夕方の５時からスタート。






それでいて終わったのは、終電もなくなる１１時過ぎ。

さらに行けるメンバーは、お店をかえて深夜２時頃までと、


そんなクラス会になりました。













不思議だね。



当時、そんなに話をしたこともなかったのに、


今は話せる。

（ほんとは、あの頃もずっと話したかったのかもしれない。）






高校のときのこと。


卒業をしてからのこと。






もちろん、今はやっていることも違うし、

プライベートな環境もそれぞれだけれど、




あの一緒だった「３の３」のクラスの時からの、


変わったところと、

その反面、変わっていないところを、


みんなで共有しあっている気がして。






そう考えると、

私たちの関係というのは、


過去の終わったものでなく、



実は「これから」なのだろう。







高校の「３の３」という１年間は、


きっかけに過ぎなかったのだ。



































今度、会えるときは、いつだろう。。















そんなことを考えながら、


信号待ちで停まると、



ちょうど当時の私たちと同じくらいの高校生たちが、


横断歩道を渡っていった。





カーステからは、偶然にも、


徳永英明の「卒業写真」が、流れてきた。