しゃべれどもしゃべれども

2007年12月02日


落語を見たくなった。
そこで、聖地とも言える浅草にいながら一度も足を運んだことがない、浅草演芸ホールに入った(→徒歩5分です)。
  
浅草演芸ホール.jpg
  
思えば落語を生で見たというと、学生の頃の学祭での落語研究会の発表までさかのぼる。
でもそれだけなので、今まで全く興味がなかったと言っていいだろう。

それが今回行ってみようと思ったのは、
昨日見た『しゃべれどもしゃべれども』の、伊東四朗さんや国分太一さんの演技に魅かれたこと、浅草下町の風情が素敵だったこと、
そしてある意味同じ「喋り」を商売としている者として何かを得たかったことによる。
  
主任.jpg
  
いろいろな方のいろいろな話やネタが面白かったが、
何より惹きつけられたのは、真打ちの三遊亭遊雀さんのものである。
「吉原へ初めて行く真面目な若旦那」の話であったが、
若旦那とその連れと旦那と女たちが、まるでそこにいて動き会話をしているかのように、演じられていた。
もちろん正座をしたままで、語りだけで、である。

ホールは皆、遊雀さんを中心にひとつになり、そして笑いに包まれた。
話の完全なる理解と、それに(おそらく多くの稽古によって)話し方、表情、ボディランゲージ、態度を十二分に加えることで、
我々は遊雀さんに安心して心を預けたのだと思う。
羽織をさらりと脱ぐ瞬間も、汗を拭う瞬間までも美しかった。

  
ここまでの授業を、残念ながら私はまだ出来ていない。
そして、私は今後どこまで自分の授業の品質を高めていくことが出来るか、
その高みのレベルを実際に自分の目で知ることが出来て、とても刺激になった。
またこの演芸ホールで多くの話を見て、いろいろな気付きを得ていきたい。

  
  
【おまけ】
落語家として生きている高校の剣道部の後輩がいる。ガンバレ、三遊亭きつつき!!
  

【おまけのおまけ】
浅草水上バス.jpg

その後、今日はこれまた初めて水上バスにも乗りました。
  

~夜の水上バスは結構Romanticでした~
  
  

  

Posted by タイガーあきよし at 23:58日記