ムーンウォーク
2009年06月27日
マイケル・ジャクソンさんが亡くなった。
彼の特集を、朝のテレビ番組でやっていた。
洋楽を聴かない私でさえも、彼の偉大さは理解できた。
どこかで流れていたあの曲もこの曲も、実はマイケル・ジャクソンだったのだと知った。
最近、彼について私が耳にしたことといえば、
「健康不安」とか「ネバーランド売却」とかいうことだった。
私は勝手に、彼の時代はもう終わったのだと薄々思っていた。
亡くなった後で、改めて注目を浴び、再び評価され始めた。
人は2度生きるのではないかと考えた。
まずは、そのまま生存をしている時。
もう1度は、その人が死んでから人々の記憶の中で。
人は亡くなった時に、その人が持っていた力とか人々の抱いていたねたみとかから解放されて、
より正当な評価がなされるのかもしれない。
(もちろん、その全てから解放されるとは言わないが)
かつて見た『初恋のきた道』という中国映画も、そのような内容ではなかったか。
久しぶりに鏡の前で、ムーンウォークをやってみた。
中学生の時、以来だと思う。
でも鏡の中の俺は、やっぱりただ後ろに歩いているだけだった。