会津の精神
2006年08月18日

会津藩といえば、戊辰戦争において一気に東下したいわゆる官軍と戦い、無残にも敗北していった藩である。
会津鶴ヶ城は落城し、白虎隊の悲劇もこの時に生まれている。
多くの藩が強きに流れるなかで猛然と官軍に立ち向かっていった、会津のその精神を知りたかった。
それは、今でもいたるところに見ることができるように思った。
『ならぬことは、ならぬものです』
駅前のロータリーにも、町の道路の看板にも、城内の武道場にも見えるこの言葉。
古くは藩校日新館での子ども向けの「什(じゅう)の教え」、今の「あいづっこ宣言」の最後に、皆で唱和する言葉だという。
力強い言葉。そしてこうして残っていることに、素晴らしさを感じた。
(帰りに乗ったタクシーの運転手さんは、「今の若い子はそんなことないですよ。年寄りは頑固だけど」と言って笑っていた。
しかし磐越西線のなかで、携帯でヘッドホンを付けずに音楽を聴いていた女の子を、男性が一喝したのを確かに見た。)
教育は人を変える。教育は国を造る。今の日本はどうか??
そして私自身、日本についてまだまだ何も知らないことに改めて気付かされた。


Posted by タイガーあきよし at 23:59
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