大人になってから、気づく
2007年04月05日
大島校のファシリテーター・ミーティングで、「今週のチャレンジ」の取り組ませ方について話をしていたときの、
ある役員の言葉が印象的だった。
「ファシリテーターが、諦めずに何度も何度も言い続けることが大事。
たとえその時に分からなくて、大人になってから『あの時にあの人はこのことを言っていたのか』と気付いたとしても、それもまた教育でしょ。
ね、伊藤先生?」
その先生・置田先生とは、部活の練習のなかでよく衝突をした。
そう言い続ける置田先生の言葉に耳を貸さず、私は思うがままに竹刀を振り続けた。
真っ直ぐに振らずとも、それを超えるスピードで振ればいい。そう考えていた。
今でもOB会で毎年酒のツマミになるほど、私は置田先生の言うことを聞かず、逆らった。
それから10年後、母校の練習に参加した私は、高校生に言った。
「竹刀を真っ直ぐに振りかぶって真っ直ぐに打たんといかん。」
置田先生の言っていたことは、正しかった。
そして言うことを聞かなかった私に対して、何度も何度も本当のことを教え続けてくれた先生のその気持ちに、深く感謝した。
勿論今の子どもたちに分かるように、言葉を噛み砕いて伝える必要がある。
しかしその時はたとえ分かってくれなくても、それでも諦めずに、本当のことを伝え続けるべきである。
Posted by タイガーあきよし at 23:58
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