『おもひでぽろぽろ』に想う
2007年10月21日
先日の金曜ロードショーで流れていたジブリの「おもひでぽろぽろ」を、TSUTAYAで借りて見た。
「耳をすませば」同様、見るのはこれが初めてではない。
27歳となる主人公のタエ子が、小5の頃を思い出しながらいまの自分を振り返っていく。
(もちろん上記の「いま」というのも、設定は1982年である。描かれている上野駅には、自動改札も電光掲示もまだ無い)
私は、車の中を中心としたタエ子とトシオの会話のシーンがすごく好きである。
セリフの一言ひと言に、考えさせられる。
「でもね、大変だ大変だ言うけど、一生懸命やってる仕事で大変でない仕事なんてないでしょ。」
「俺はね、一生懸命やれそうなんです、農業。」
「まだあったなぁ。ひょうたん島には。
『今日がダメなら明日があるさ。明日があるなら明後日があるさ。ドンドンガバチョ! ドンカバチョ!』」
(トシオさんは『今日がダメなら明日にしましょ』という一日伸ばしの歌を、『明日があるさ』と前向きに捉えていた。そんなトシオさんの生き方が素敵に思えた)
「私、子どもの頃から、そんなだったの。ただいい子ぶってただけ。今もそう。」
「だったらバカですよ。あべくんは、実はタエ子さんが好きで別れたくなかったから、握手しなかったかもしれないじゃないですか。
それだから困るなぁ、女の子は。」
「なによ、知ったかぶりして。」
「じゃあ、当てましょうか。あべくんは、そんなに強くなかったでしょ…」
(※セリフは一部省略しています)
私もこんなね、前向きでそして気づきのある会話あふれる結婚生活を送りたいと思う。
いつも小5の話をされても困るけど。
でも俺も昔のことをよく思い出すから、それは一緒かな(笑)
そしてこの映画を見て、私もタエ子同様に自分自身を振り返るのだ。
タエ子は分数の割り算が出来なかった。変なところにこだわってしまったからである。
トシオは有機農業にこだわっている。
じゃあ、私は何にこだわっているのだろう??
私は将来、学校の先生になりたいと思っている。
でもそれは、ただ「先に生きている」というだけでない。
私は、自分の持つ夢を「本当にかなえることが出来る」ということを、自ら実践したい。
それでこそ子どもにも、子どもの持つ夢の実現の可能性を伝えることが出来るのだと思う。
そして実際に子どもの夢を、教科において、部活において、また進路指導や気持ちの部分において、
本当にサポートしてあげたい。伸ばしてあげたい。
このようなことを、「おもひでぽろぽろ」を見て今日は考えていた。