ぶらり上野
2008年02月19日
なまじ近いが故に、今までなかなか行かなかった上野を、
今日は朝から歩きました。
【湯島天神】
湯島と言えば、湯島天神に湯島聖堂、昌平坂学問所と、学問の地でもあります。
高校を卒業した年に、ここにお守りを買いに来たことがありました。
あれから20年近くが経とうとしています…。
【東京大学】
生徒が目指している東大に、初めて入りました。
写真は学生運動時の映像によく出てくる有名な安田講堂です。
そういえば、小学校の時にやっていた卓球の私のサーブの名は「東大一直線サーブ」でした(笑)
あの頃の高い志を持ち続けていれば、私の人生はまた違ったものであったかもしれません。
【弥生美術館】
大正時代に活躍した画家である竹久夢二や高畠華舟の作品に接することが出来ました。
時を越えて、素敵な作品だと思います。
【弥生式土器ゆかりの地】
それにしても、なぜ「弥生」美術館なのか?
それはこの地の名が「弥生」だからです。
ということは、
もしもこの地名が「牛久保」なら、ここから出土した土器は「牛久保式土器」なんて言われ、
縄文時代の後の時代を「牛久保時代」なんて呼んでいたのかもしれません(笑)
ひとつの時代のもとになった場所なのですね。
そして上野公園へ。
この上野公園の中に、上野動物園も東京国立博物館も東京芸術大学も、その他多くの美術館・博物館があります。
改めてとても巨大なことに気付きます。
しかしその多くの施設は開いていませんでした。
今日は月曜日…。
公園の東隅にひっそりと存在する東叡山寛永寺。
ここはかつての徳川将軍家の菩提寺でもあります。
そう、今の上野公園一帯は、江戸時代は全て寛永寺の境内でした。
明治維新時、新政府軍の攻撃により彰義隊と共に焼けた寛永寺とこの上野の山を、
新政府は没収し公園にしたのです。
【西郷隆盛像】
公園を下りる私を、西郷隆盛が見送ってくれました。
後にこの西郷もまた政府軍と戦い敗れていきました。
歴史の因縁を感じずにはいられませんでした。
それにしても、想像以上に奥が深かった上野…。
近いうちに、また行ってみたいと思います!!!