Qちゃん
2008年03月09日
今日は少し疲れて、惰性のように帰ってきた。
歩きながら見た携帯で、本日オリンピック出場選考を兼ねた名古屋国際マラソンが行われ、
高橋尚子選手が27位に終わったことを知った。
高橋選手はレース後に昨年夏に右ひざ半月板の手術をしていたことを発表したらしい。
ミクシィの日記には「言い訳」という文字が躍っていた。
帰宅後、夕刊や動画で今日のレースやインタビューを見た。
私には、手術のことはただの事実であって、言い訳には思えなかったけどなぁ。
「どんな気持ちでQちゃんは走ったのだろう?」
高橋選手の心情を想像した。
おそらく高橋選手も、今回のレースの苦しさは感じていたはずだ。
それでも勝ちにいっていた。
勝ちを狙っている時に、相手に心理的有利になることを自ら言う人はいない。
そして勝つと思っていた。
それは彼女の今までの圧倒的な実績から来る自信であり、楽観性であるかもしれない。
彼女は「あきらめなければ夢は叶う」という言葉を、繰り返していた。
付け加えるならば、
それが彼女の生き方なのだと思うし、彼女はその言葉を自ら証明したかったのだと思う。
だから最後まであきらめずに走り続けたし、あきらめずにこれからも走り続けるのだ。
きっとその姿が、(ついあきらめてしまいがちな)我々の心を揺さぶるのだ。
今でも印象深いのが、2年前の東京国際マラソン。
あの日、目の前を颯爽と走りぬけていった、Qちゃんの姿―。
Posted by タイガーあきよし at 23:58
│日記