ぶらり江戸城
2010年02月26日
「日本の中心はどこか?」という問いには、
考え方の違いによって、さまざまな答えが出そうな気がしますが、
その一つと言える江戸城に、研修帰りに行ってきました。
言うまでもなく、江戸城とは、今は皇居と呼ばれるところです。
行ったといっても、もちろん皇居「外苑」に、なのですが。。
それでも記憶する限り、
学生の頃に行った日本武道館(ここは「北の丸」にあたります)を除いては、私にとって初めての皇居。
東京駅中央口から直進し、行幸通りから入るときは、ドキドキしました。

なにしろ江戸時代は征夷大将軍が、そして明治時代からは天皇陛下がいらっしゃるところです。
それにしても、都心でありながら喧騒を感じさせない、
とても広くて、きれいで、特別な雰囲気の空間です。
なにかここにいることに、誇りを感じます。
(ただ居るだけなのですが。笑)

坂下門です。安藤信正が襲撃されたところですね。

そして、こちらは有名な桜田門です。


外桜田門を出て、堀を渡ると見えるのが、「警視庁」ですね。
たまにドラマの中で警察を指して「桜田門」という理由が分かります。
ということは、この通りの辺りなんですよね。
雪の降る春の日の朝、大老・井伊直弼が襲われたのは。。

今までどこかで見たことがあるような景色が、目の前にありました。
二重橋。

ここには、二重橋濠に架かる、
皇居外苑と正門とを結ぶ正門石橋と、その正門と宮殿を結ぶ正門鉄橋があるのですが、
実は後者を「二重橋」ということを、初めて知りました。
~ここから撮影をしています~
ということは、上の写真は、「二重橋」ではないということになります。
つまり正門石橋に隠れて見えない後ろにある鉄橋が、「二重橋」なのです。。
そして、この奥に、天皇陛下がいらっしゃるんですね~。
その後、江戸城本丸跡を臨み、

再び外苑で楠木正成像を見て、

ここを後にしました。
日本の中心に触れたような、とても充実したひと時となりました。
【おまけ】

東京駅では丸の内駅舎の復元工事が行われていました。
戦災以前の、辰野金吾設計の重厚な屋根に戻るのは、
嬉しい限りです。
【おまけのおまけ】

昨年話題になった東京駅前・東京中央郵便局の再開発。
現在、旧庁舎の一部を保存する形で、工事が進められています。
スカイツリー
2010年02月26日

「新・東京タワー」といえる、「東京スカイツリー」の建設が進んでいる。
完成予定の高さは634m(自立型電波塔としては世界最高)。
現在は303mまで出来ているらしい。

かつて映画『ALWAYS~三丁目の夕日』の中で、
建設中の「東京タワー」の姿を見たときには、少なからず衝撃があった。
私たちの世代にとって、当たり前のように存在する東京タワーが、
作られている最中の姿というのはとても新鮮で、
その当時を生きた人々の心情に、思いをはせた。
いつか、将来を生きる人たちが、
私がいま目の前で見ている「スカイツリー」を作っている姿を、同じような衝撃で受けとめることがあるかとも思い、
少しワクワクしたが、
そうはならないかもなぁと、考え直した。
うまくはいえないけれど、
おそらく「東京タワー」が作られたときほどのワクワクするような期待を、
私たちはこの「スカイツリー」には抱いていない。
国民全体のなにか一体感みたいなものがない。
もちろん新たなストーリーは、これから書かれるのかもしれないし、
書いていかねばならないが。