東京タワー
2011年02月05日
高校の3年生の時に、
同じ文文のクラス(私立文系クラス)だった友人と、
飲みに行った。
昨年末くらいに三人で会う機会があり、
「飲みにいきたいね」と言っていた。
それが、実現したことになる。
とはいえ、
高校生の当時から、ものすごく仲が良かったかというと、
決してそうではなく、
事実、この三人でというのは、
卒業し20年を経て、初めてだった。
それでも、
今のそれぞれの仕事の話とか、家庭の話とか、
当時のそれぞれの話とかをしながら、
1軒、2軒、3軒、4軒。。(笑)
少し不思議な気がした。
あの頃、私にとって、
彼らは同じクラスの中でも、どこか遠い存在だった。
それが今は、とても近く感じる。
私たちの生きている世界が、
当時の高校3年生のクラスという狭いところから、
領域的にも時間軸的にも拡がったから、
相対的に、そう感じるのかもしれない。
また私たちは、あの頃は、
お互いをひとつの側面でしか、
見れていなかったのかもしれない。

ところで、なぜ、
今回のタイトルが『東京タワー』なのか?
当時に比べ、
少し髪が薄くなった彼と、
少し鼻毛が出ていた私と、
鰻屋の彼と、
そんな私たちを、誰とはなしに、
「ハゲとハナゲと、時々、ウナギ」
と言った。
まるで、
『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン』みたいだったという、
ただそれだけのことである。
こんなことを言い合えるのも、また、
同級生の同じクラスならではと、いうことである。