ニーチェよし
2010年03月15日
先日、書店で手にして、
ハマっているのは、この本である。

19世紀のドイツの哲学者・思想家である「ニーチェ」の名は、
確かに社会科の資料集のどこかで聞いたことはあったが、
その具体的な思想までは、今まであまり考えたことがなかった。
この本を通して、何気なく『ニーチェの言葉』に触れてみたら、
これがとにかく面白い。
全てが全てという訳ではないけど、
「なるほどなぁ~」と共感できるものや、教えられることが多い。
私は本を読むときに、印象に残った箇所のページを、
その度合いに応じて折っていくのだが、

すでに折り過ぎである(苦笑)
でも、なぜ今になって心に響くのか考えると、
おそらく学生の頃とは違い、
歳を重ねて、
いろいろな経験が私に蓄積されているからなのだろう。
その漠然とした蓄積から、自分が感覚的に捉えていることを、
明確な言葉にしてくれているのが、
きっとニーチェなのだ。
ハッとしたものを、ふたつだけ紹介。
《以下、引用》
160 『ずっと愛せるか』
行為は約束できるものだ。
しかし、感覚は約束できない。
なぜなら、感覚は意思の力では動かないものだからだ。
よって、永遠に愛するということは約束できないように見える。
しかし、愛は感覚だけではない。
愛の本質は、愛するという行為そのものであるからだ。
125 『夢に責任を取る勇気を』
過失には責任を取ろうとするのに、どうして夢に責任を取ろうとはしないのか。
それは自分の夢なのではないか。
自分の夢はこれだと高く掲げたものではないのか。
それほど弱いのか。勇気がないのか。
それは自分だけの夢ではないのか。
最初から自分の夢に責任を取るつもりがないのなら、
いつまでも夢が叶えられないではないか。
《引用ここまで》
この続きは、本屋さんで(笑)